抗菌薬の適正使用|枚方市 津田、藤坂の歯科医院|津田歯科診療所

抗菌薬の適正使用

皆さま、5月になり暑さが増してきました。
昨今、良く報道されるようになりましたが、
くれぐれも熱中症にはお気を付けください。

さて先日、歯科における抗菌薬の適正使用に関するセミナーを受けてまいりました。

以前より薬剤耐性菌は大きな問題でしたが、現状のままで何も対策されないと、
2050年には、感染症で亡くなる方が現在のがん死亡者を上回るという試算も出ています。

近年はいろいろな事情で新しい抗菌薬が開発されなくなってきており
現在ある抗菌薬を大事に使用していかなくてはならなくなっています。


2015年にWHOで薬剤耐性に関するアクションプランというものが採択され、
日本においても2016年に、AMR対策アクションプランが制定されました。
当院では以前より、そのガイドラインに沿って対応をするようにしておりましたが
今年、厚生労働省から、“抗微生物薬適正使用の手引き 第4版”が出され
その中で、通常の抜歯時には抗菌剤は必要が無いと明記されました。
当院もそのガイドラインに沿うように対応していくつもりです。

一旦薬剤耐性菌が出現したら抗菌薬の使用を減らしても
変わらないのではと感じられるかもしれませんが、
耐性菌というのは生存力が他の菌より弱いらしく、
むやみに抗菌剤で他の菌を殺さなければ、耐性菌の勢力は弱くなっていくそうです。

社会全体として不必要な抗菌剤の使用を控えて、
将来世代が感染症で苦しむことがないような世界を残していかなければと思います。
皆さまにも、ご協力の程、よろしくお願いいたします。